気のおけない友達同士なら、「アレしてくんない」「いいよOK」で済んでしまう頼みごとでも、目上の人やビジネス上の相手となると、そうかいきませんね。何か頼むということは、相手に労をとってもらうことだから、そこはきちんとした言葉遣いでお願いするのが大人の礼儀です。
最近の若者は敬語が苦手といわれますが、逆に年配者には敬語に拘る人も少なくない。いい加減な頼み方をしたのでは、引き受けてもらえるものも、もらえなくなってしまいます。
特に注意したいのは、「済みませんが、○○をお願いしたいのですが」という言い方です。頼みごとをするのは悪いことではないのですから、何にも謝る必要はありません。これでは「悪いと思うなら頼むな」と文句を言われても仕方がない。
「恐れ入りますが・・・」で始めるのが、頼みごとをするときの正しい言葉づかいであり、基本です。