世の中、即断即決が求められる時代となってきたが、即断するとまずいのは何かを断わるときだ。例えば、「来週の火曜日、お昼を一緒に食べませんか」と誘われたときだ。直ぐに「ああ、火曜日はムリです」と断わったのでは、相手は気を悪くする。相手にすれば、はじめから断わるつもりだったのではないかという気になる。こんなことが二度、三度と続くと、相手はもうあなたをわざわざ誘いたいとは思わなくなるだろう。
断わるときには、直ぐに断わりを入れるのではなく、少しだけ間をおくことだ。無理なことが分かっていても、手帳をめくり、確認するなどしてみる。そうするだけで、断わられた相手の気持ちも和らぐものです。