頼みごとを引き受けてもらうとき、相手に迷う隙を与えないというのも一つの手だ、たとえば、何かいわれた時。思わず「はい」といってしまうような精神状態に相手を誘い込んでしまうのだ。それには頼みごとをする前に、とにかく相手に「はい」といわせるようなか会話を作り出すといい。
「世田谷にお住まいだそうですね」「ええ」「もう結婚して八年になるそうですね」「はい」・・・といった調子で相手に繰り返し「はい」言わせるのだ。
こういう対応を続けていくうちに、相手は「はい」という言葉が自然に出てくるようになる。少しぐらい無理な頼みでも、すんなり、「わかりました」と口にする可能性が高くなります。